日本HPは8月19日、Windows XPモデルからのリプレイス需要にも応える法人向けデスクトップPC3シリーズ5モデルを発表した。また、あわせて法人向けノートPCの15.6インチモデル「HP ProBook 455 G1」を発表した。

発表されたのは、初期導入コスト低減モデルで、省スペース型の「HP ProDesk 600 G1 SF」、21.5インチワイド液晶搭載のオールインワンPCの「HP ProOne 600 G1 All-in-One」、運用管理コスト低減モデルで、省スペース型の「HP EliteDesk 800 G1 SF」、シリーズ中最も小型の筐体で、モニターとPC本体を一体型設置も可能なウルトラスリムPC「HP EliteDesk 800 G1 US」、拡張性の高いタワー型「HP EliteDesk 800 G1 TW」の5モデル。

「HP ProOne 600 G1 All-in-One」

「HP EliteDesk 800 G1 SF」

「HP EliteDesk 800 G1 TW」

「HP EliteDesk 800 G1 US」

全モデルにTMP1.2準拠のセキュリティチップを搭載し、BIOSレベルでのポート、ドライブの無効化設定やドライブのロック機能、新機能としてBIOSの自動アップデート機能などを標準搭載している。上位モデルの「HP EliteDesk 800 シリーズ」は、HDDの暗号化、パスワード管理、データの完全消去などセキュリティ機能を一元管理可能な「HP Client Security」を標準プリインストール。また、同シリーズはBIOS設定によってサイドパネルのロックが行える「スマートカバーロック」にも対応し、ソフトウェア、ハードウェアの両面からセキュリティ機能を提供している。

省スペース型の「600 G1 SF」と「800 G1 SF」、タワー型の「800 G1 TW」には、変換効率92%の80PLUS PLATINUM認証電源を採用。また、第4世代Intel Coreプロセッサを搭載する。

その他、ウルトラスリムPC「800 G1 US」とオールインワンPC「600 G1 All-in-One」では、80PLUS認証電源を標準採用することにより、全モデルで国際エネルギースターに適合し、中でも「800 G1 US」は、4年前の同等構成のモデルと比較して53%の消費電力削減を実現している。

価格と販売開始日は、「HP ProDesk 600 G1 SF」が9万9,750円からで9月中旬、「HP ProOne 600 G1 All-in-One」が12万4,950円からで9月中旬、「HP EliteDesk 800 G1 US」が10万7,100円からで8月19日、「HP EliteDesk 800 G1 SF」が11万3,400円からで8月19日、「HP EliteDesk 800 G1 TW」が11万4,450円からで8月19日となっている。

あわせて発表された、「HP ProBook 455 G1」は、薄型化した新デザインを採用する15.6インチサイズのスタンダード・ノートPC。AMD第2世代APU(A4-4300M)を搭載。また、プリインストールOSとしてWindows 7 Professional 64bitを搭載し、Windows 8 Pro、Windows 7 Professional 64bit、Windows 7 Professional 32bitの3種類のメディアが付属する。

「HP ProBook 455 G1」

同PCは、新筐体デザインの採用により、従来モデルの「ProBook 4545s」比べ約21%薄型化を実現した。外装には美しさと耐久性を実現する「Dura Flex」塗装を施している。

「HP ProBook 455 G1」の価格は6万9,300円からで、8月19日から販売開始する。