Xデーは9月14日。

世界中のハンターたちが心待ちにしているゲーム『モンスターハンター4』の発売が、いよいよあと1カ月後に迫った。新武器に新モンスター、新フィールドとワクワクする要素満載で、今からイメージトレーニングに精を出しているハンターも多いことだろう。

そんなモンハンの楽しみといえばゲームを盛り上げる多彩なコラボだ。中でも2010年冬、2011年夏に開催された長野県の信州渋温泉とのコラボレーションは、温泉街がモンハン一色に染まり大きな話題となった。

あれから2年――。『モンハン4』で、渋温泉コラボが再び帰ってきた!

しかも今回はこれまでよりもはるかに長く、なんと1年間通しての開催になるという。前回も前々回も十分すごかったが、今回は果たしてどんな驚きと興奮を提供してくれるのか。今まさに夏のコラボイベント開催中の渋温泉を体験取材してみることにした。

これがモンハンバス

渋温泉へはまず新宿西口からモンハンバスで長野駅まで走り、その後、長野電鉄の「モンハン特急 スノーモンキー」で湯田中まで向かうことになる。東京からだとだいたい5時間くらいの行程だろうか。もちろん普通に電車を乗り継いでもいいのだけど、せっかくならモンハンツアーで気分を高めていきたいのがハンターのサガってやつだ。ちなみにツアーの催行日は8月16日から9月16日までの毎日と、9月21日から12月15日までの間の土日祝日。旅行代金は、8月16日~9月16日は8,800円、9月21日~12月15日は9,200円となる。宿泊代と、後述するハンターパス代は含まれないのでご注意を。

モンハン特急 スノーモンキー

電車にはモンスターの姿が!

アイルーもいるよ

歴代パッケージモンスターがプリントされている

窓も車体もお構いなしのプリントなのでド迫力

扉も無視!

ちなみに長野駅の駅構内にはモンハンのメインテーマが流れている

シリーズ作品の各ロゴも

記念きっぷはプラスチックになって前回よりゴージャスに

車内には「狩り狩(か)チャ」というガチャガチャもあった。2台あって、それぞれ中身は2種類ずつ。1カプセル2つ入りなので両方の台で1回ずつ引けばコンプできる

車内からもラッピングのアイルーが見えるのも良いところ

湯田中駅にはすでに『モンハン4』のテーマカラーである黄色の幕が

渋温泉キャラクターの渋猿くんがお出迎え

ということで渋温泉に到着! 来るのは今回で3度目だが、何回来てもこの景色には癒やされる。自然が豊かで、町並みはまさに「ザ・温泉街」といった感じ。モンハンとのコラボもすっかり定着したが、最初にカプコンから話を持ちかけられたときは温泉街の人も戸惑ったに違いない……。

これが信州渋温泉!

この雰囲気、たまらん

長い歴史を持つ老舗の温泉街なのだ

緑が豊かで空気も綺麗

さて、そんな感じで今回のプレスツアーには、モンハン4プロデューサーの辻本良三氏とカプコンパブリシティ企画推進室室長・萩原良輔氏も参加。渋温泉組合長・児玉氏と共にあいさつを行った。児玉氏によると、『モンハン4』が発売される9月14日前後数日はかなり宿も埋まっている状態だというが、それまでの夏休み期間はまだ比較的余裕があるとのことだ。

では渋温泉×モンスターハンターコラボイベントの見どころを紹介していこう。

ハンターの証「ハンターパス」

モンハン4プロデューサーの辻本良三氏

カプコンパブリシティ企画推進室室長・萩原良輔氏

渋温泉組合長・児玉氏

渋温泉に着いたらまず手に入れたいのがハンターパスだ。ハンターの証となるパスで、これを身につけておくとお土産やコラボフードなどが割引になるほか、後ほど紹介するハンター露天風呂が初回無料になったり、大抽選会に参加できたりとかなりお得だ。何より集会所が利用できるので、ハンターなら必携だろう。さらにハンターパスの裏面は指定のサービスや商品購入などでゲットできるスタンプカードになっており、フルコンプすると特製の「1ゼニー缶バッチ」がもらえるのだ。

ハンターパスを持ったら、まずは今回のコラボの目玉となるハンター露天風呂へ足を運んでみる。

ハンター露天風呂

このためにわざわざ温泉を引いて作り上げたもの

奥にはお湯を吐き出すリオレウスヘッドが!

場所は盆踊りが行われる屋台村。今回のコラボのために特別に作られた温泉で、辻本氏いわく「渋温泉側からの提案で作ったもの。カプコン側としてはそもそも"温泉を作る"という発想がなかった」のだという。

この温泉、男湯と女湯に分かれてはいるが、奥でつながっていることもあり、水着着用が必須となっている。水着は現地でレンタルも可能だ。露天風呂なので、ぜひ夜空を見ながら入ってほしい。……続きを読む