アメリカの作家オースン・スコット・カードによるSF小説『エンダーのゲーム』の実写映画化が決定し、絵師・秋赤音によるイメージイラストの一部が公開された。

絵師・秋赤音によるSF小説『エンダーのゲーム』のイメージイラストの一部

SF小説『エンダーのゲーム』は、SF賞の権威"ネビュラ賞"と"ヒューゴー賞"を史上唯一の2年連続W受賞した作品。異星人との宇宙戦争終結の使命の元に生まれ、自らの意思とは関係なく過酷な戦争という現実に巻き込まれていく中で、葛藤しながらも成長を遂げる主人公の少年エンダーの物語だ。

このたび、イラストレーター秋赤音は、同作の実写映画化決定を記念し、イメージイラストを制作、その一部が公開された。また、他のキャラクターを含めたイラストの完全版は、8月10日から3日間、東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケット84会場にて大型タペストリーとして公開されるとのこと。秋赤音は今回のイラスト制作を振りかえり、「オファーをいただいたときは、とにかく吃驚!でした。自分なんかが描かせて貰っていいのか、という気持ちと、めちゃくちゃ嬉しいし光栄だ、という気持ちがぐるぐるしてました。元々、少年や少女が重い責任を背負い人類のために戦うなどの設定が好きだったので、とても魅力的に感じました。人類の運命を託された少年と、それを支えるタイプの違う2人の少女の関係が最高に良いですね。リアルになりすぎず、アニメっぽい二次元さもありつつ、でも実際にいるような存在感も出せたらなぁと思いながら描かせて頂きました」とコメントしている。

監督はギャビン・フッド。エイサ・バターフィールド、ハリソン・フォード、ヘイリー・スタインフィールド、アビゲイル・ブレスリンらが出演する。映画『エンダーのゲーム』は2014年1月公開予定。