Doctor Web Pacificは30日、アンチウイルスソフトウェアの法人向け包括ライセンスプラン「Dr.WEB オフィスマルチパック」を発売した。同プランでは、オフィスにあるさまざまなクライアントPC、PCサーバ、モバイル端末で、ライセンス数を気にすることなく自由に利用できることが特徴。

オフィス環境では、従来からあるクライアントPCやPCサーバのほか、タブレットデバイスやスマートフォンなど、多様な情報機器が混在、また増加し続けている。この環境では、セキュリティソフトウェアのライセンス種別や数量の管理が複雑となり、管理者に負荷をかけている。

新しい法人向けプランでは、契約ユーザー数内であれば、さまざまなOS(Windows/Linux/Mac/Android)、全てのプラットホーム(クライアントPC、PCサーバ、タブレット、スマートフォン)で、それぞれのライセンスを無制限に利用することができる。BYOD環境やサーバの増設などによるライセンス数管理や違反を気にすることなく、包括的な保護を実現するという。

対象となるDr.WEB製品は「Control Center」「Dr.WEB Desktop Security Suite」「Dr.WEB Server Security Suite」「Dr.WEB モバイル」の4つ。例えば従業員数50名のオフィスで50ユーザーライセンスを購入した場合、次のような組み合わせで利用可能だ。なお、商用目的のサーバやシステムには適用できないので注意したい。

  • Dr.WEB Desktop Security Suite:各社員のPC50台+共用PC5台
  • Dr.WEB Server Security Suite:50台の社内サーバ
  • Dr.WEB モバイル:50台の営業用スマートフォンと20台のタブレット

ライセンス料金(年額、税別)は、10ユーザー以下で4万8,000円から。その他の例としては、51~100ユーザーで7万8,000円、350~500ユーザーで79万8,000円となっている。