Symantecがオフィシャルブログの記事「日本語の複数クリック詐欺を Google Play で確認」において、Google Playで巧妙な詐欺アプリケーションが公開されるケースが続いており注意が必要であることを指摘している。中にはソフトウェアで自動的に検出するのが難しいアプリがあり注意が必要。

悪質なアプリを公開してきた開発元

自動検出が難しいのはアプリからブラウザやメール、電話といった複数の手順を踏むように仕組まれたタイプのアプリケーション。アプリを実行するとブラウザが起動してきてアダルト動画サイトが表示される。動画を閲覧するにはメンバ登録が必要とされ、メールにてメンバ登録依頼を出す。こういったようにブラウザ、メール、電話、メールといったいくつもの手順を踏んでサイトにログインすると利用料金を要求されるという仕組みになっているという。

自動検出が難しいタイプのアプリはアンチ・ウィルスアプリをインストールしておいても、人間による確認が実施されるまで悪意あるソフトウェアと認識されることがなく注意が必要。Google Playといった公式の配布元からのアプリであっても、アンチ・ウィルスアプリをインストールしてある場合でも、アプリのダウンロードとインストールには注意が必要といえる。