ペットショップでよく見かける芝のような草。あの草は猫草と言い、キャットグラスとも呼ばれています。あの草は、猫が食べるための草なんです。身近に猫がいない方は、草を食べる?と驚かれるかもしれません。猫はなぜ、草を食べるのか?実はその理由は未だに解明されていません。ここでは有力な説をご紹介したいと思います。

■毛玉をはきやすくするため

猫はとってもきれい好きで、全身を毛づくろいしている姿を見かけた人も多いでしょう。あの仕草は、猫の洗顔なんです。猫にとっては唾液が洗顔料のようなもの。猫の代表の仕草の一つと言ってもいいほど、頻繁に見かけますよね。

その洗顔で、猫の口には手や顔から抜け落ちた毛が入ってきます。猫はその毛を一度、胃の中へと飲み込みます。しかし、胃の中にたまった毛玉は消化されることはありません。

そこで、猫草の出番です。とがった猫草の葉が胃の中を刺激し、猫が毛玉を吐き出しやすくする作用があるのではないかと言われています。

■排泄しやすくするため

そのほかにも、排泄をしやすくするためではないかという説もあります。猫草の中には植物の繊維が多く含まれており、便通がおきやすくなるのだそうです。

■食べなければいけないものなの?

猫草は必ず食べなければいけないのかと言われると、実はそうではありません。毛玉は吐き出さなくても、最終的に排せつされます。猫草を食べて吐き出そうとするのは、胃もたれのような不快感があるからではないかと言われています。

家の中から出たことのない飼い猫の場合、子猫の頃から与えているかどうかで、猫草に対する猫の反応が違うようで、子猫の頃に親猫が食べている姿を見ていれば、猫草を「食べ物」として認識できる可能性が高いようです。それを教える親猫がいなかったり、猫草がある環境ではなかったりすると、大きくなってから急に猫草を見ても食べ物として認識できないようです。

また食べ物であることを知っていても、食べない猫もいます。更に食べる猫の中にも、猫草の長さや種類によって食べムラがある場合もあるそうで、猫にも好みがあるのかもしれませんね。