KVHは、クラウドサービスも接続可能な統合型のVPNサービスである「KVH NetXpress」の提供を7月25日より開始したと発表した。

同製品は、顧客ビルから統合アクセス回線を経由して、データセンターコロケーション、マネージドITサービス、KVHのVPN、仮想ファイアウォールによるインターネット接続や、KVH IaaS(Infrastructure-as-a-Service)、KVH プライベートクラウドなど、様々なサービスにアクセスすることができる。

また、必要なシステムをシームレスに統合し簡素化することで、顧客のITインフラを最適化し、所有コストの低減を可能とするサービスで、企業におけるITインフラ管理のアウトソース需要に応えることを目的としており、インフラの管理と運用の複雑さを解消するコスト効率の高いプラットフォームを提供する。

さらに、サービスポートフォリオは、各拠点や各種サービスゲートウェイに接続する顧客専用の冗長化した仮想ルーターで構成される「NetXpress VPN」、NetXpress VPNと顧客の拠点を接続するアクセス回線である「NetXpress Access」、そして、NetXpress VPNと各種KVHの ITマネージド・サービスやクラウドサービスを接続する「NetXpress Service Gateway」で構成される。

仮想ファイアウォール機能を備えた最大1Gbpsのインターネット回線の価格は各拠点10Mbpsあたり5,000円からの提供となる。

本サービスでは、今後新たなサービスゲートウェイを順次追加し、KVH NetXpressサービスの対象エリアを東京から日本全国へと拡大するとともに、他社クラウドサービスへの接続等を提供する。