カスペルスキーは7月24日、同社製品の保護者管理機能(ペアレンタルコントロール)を利用したユーザーの利用分析結果を発表した。これによると、世界の子供たちがアクセスを試みたインターネットコンテンツの31%がSNS、16%がアダルト関連だという。

Kaspersky Labでは、1月からの5カ月間に利用されたペアレンタルコントロールの対応状況を調査し、危険度の高いカテゴリを割り出した。カテゴリ別のアクセス率は以下の通り。

  • SNS(31.26%)
  • アダルト(16.83%)
  • オンラインショッピング(16.65%)
  • フォーラムとチャット(8.09%)
  • Webメール(7.39%)
  • 違法ソフトウェア(3.77%)
  • オンラインゲーム(3.19%)

このほかのカテゴリは、「武器や薬物に関するサイト」、「ギャンブルサイト」、「クレジットカード決済システム」で、0.8%~2%程度のアクセス率だった。

子供のWebサイトアクセス率

また、世界の子供たちが実際にWebサイトへアクセスした回数では、調査期間中の5月に「SNS」が5200万回、「アダルト」が2500万回に達したという。

国別の傾向では、米国と英国の1位がアダルト、2位はオンラインショッピング、3位がSNSとなった。ドイツでは、アダルトのアクセス率が25.66%に達したという。

これらの国と全く異なる傾向を見せたのは日本で、1位は「フォーラムとチャット」カテゴリ(34.25%)となった。これは大手掲示板サイト「2ちゃんねる」などを含むためと同社は説明している。なお、2位はアダルトで23.28%、3位がオンラインショッピングで16.89%となっている。