東北大学 災害科学国際研究所はこのほど、東日本大震災の津波痕跡調査の結果を地図上に表示したWebサイト「ヒトの目に映る 3.11 津波浸水」を公開した。

2011年の東北地方太平洋沖地震では太平洋の広い範囲に津波が発生し、甚大な被害をもたらした。この津波に関して、土木学会海岸工学委員会・地球惑星連合などの関係者が「東北地方太平洋沖地震津波合同調査グループ」を結成し、全国的な痕跡調査を実施した。

「ヒトの目に映る 3.11 津波浸水」は、痕跡調査でわかった各地域の津波の高さをわかりやすく発信することを目的としたWebサイト。同サイトはGoogle Earth上に表示されたポリゴンバーで津波の高さを表現しており、鳥瞰的に津波の痕跡高を見ることができる。また、ポリゴンバーをクリックすると「ヒトの目線」と同じ画面になり、津波の脅威が感じられるようになっている。

「ヒトの目に映る 3.11 津波浸水」

宮古市田老地区の鳥瞰

宮古市田老地区の"ヒトの目線"画面