通信教育を手掛けるユーキャンは、「ままも族」の実態を探るため、独身女性のライフスタイル、および新たなこと・習い事へのチャレンジ意欲に関する意識調査を実施し、2013年6月に母親と同居している25~35歳独身女性500名から回答を得た。

「ままも族」とは、最近、母と娘が一緒に買い物・美容室やネイルサロンに出かけるケースが増えているとのことで、リクルートホールディングスがそんなトレンドをさして「ママも一緒に」という意味で命名した言葉。「ままも族」というとおしゃれに気を配る母と娘という印象が強いが、彼女たちはきっと外見だけでなく内面も含めた自分磨きにも関心があるはず……というわけで今回の調査は行われている。

■母親と同居している独身女性の72.2%は「ままも族」
今回の調査で、母親と同居している25~35歳の独身女性の72.2%は、過去1年間に買い物や食事、美容院、旅行などに母親と一緒に行ったことがあるという結果になった。そのほか、自由回答では「カラオケ」「コンサート」「ドライブ」などに母親と一緒に行ったことがあるという声も複数あがるなど、母親と同居している独身女性の多くが、母親と行動を共にしており(=ままも族)、特に外出の際に母親と一緒に行動することが多いようだ。

■休日の過ごし方……母親と同居している独身女性の42.4%は休日を母娘で過ごす
もっとも多い休日の過ごし方について聞いたところ、1位が「母親と自宅で過ごす」(30.2%)、続いて2位「友達と出かける」(17.4%)、3位「母親と出かける」(12.2%)という結果になった。このことから、母親と同居している独身女性の約4割が、休日は母娘で過ごしていることが伺える。

さらに、恋人がいる女性(135名)に絞って、もっとも多い休日の過ごし方を聞いてみると、恋人がいるにもかかわらず24.4%が「母と一緒に自宅で過ごす」と回答。恋人がいる女性も、思いのほか休日は母親と一緒に過ごすようだ。

■「習い事や新しいことにチャレンジしたい」意欲は「ままも族」のほうが約1.6倍高い
母親と同居している独身女性に、習い事や新しいことにチャレンジしたいかどうかを聞いたところ、72.0%が「チャレンジしたい」と回答。自分磨きに熱心に取り組む意欲があることが伺える。さらに、「ままも族」とそうでない女性で比較したところ、「ままも族」のほうがチャレンジ意欲が約1.6倍高いことがわかった。

なお、これから母親と一緒に挑戦したい習い事については、1位「料理」、2位「エクササイズ・スポーツ」、3位「手芸」、4位「美容(アロマテラピー、ネイルなど)」、5位「パソコン」となり、料理や手芸など家の中でできることが人気となっている。

■母親と一緒に行動するメリットは「好きなことが言えて楽」「金銭的援助が受けられる」
母親と一緒に行動したり、新しいことにチャレンジする理由を聞いたところ、1位は「好きなことが言えて楽」(82.0%)、2位は「金銭的援助」(47.8%)という結果。母親と過ごす人は、友だちや恋人と違って母親に対しては気を使わず自分の意見を言える、金銭的な援助が受けられるなどということをメリットに感じているようだ。

なお、「金銭的援助」の具体的な金額(1回あたりの平均)は、2,500円未満がもっとも多く(37.3%)、2位「2,500円以上~5,000円未満」(16.0%)、3位「5,000円以上」(11.3%)と続く。その一方で、「習い事・新たに始めたい事に費やすことのできる金額(1ヵ月平均)」については「5,000円未満」と答えた人が7割を超えるなど、多少なりとも金銭的援助が受けられることは、習い事・新たなことに挑戦するハードルを下げることに繋がることが考えられる。

母娘が一緒に何か新しいことにチャレンジすれば、自分の生活や趣味がより一層充実するのはもちろん、共通の話題が増えて母と娘の絆がより深まるはず。ユーキャンでは、自分のライフスタイルにあった学習方法を選べる「通信教育」の良さを活かし、家で一緒に新たなことにチャレンジする「ままも族」、楽しく自分磨きをする「ままも族」を応援していくとしている。

【調査概要】
調査対象 : 母親と同居している25~35才独身女性500名(20代250名、30代250名)
実施期間 : 2013年6月8日~10日
実施方法 : インターネット調査