富士通とサイボウズは、サイボウズの提供するエンタープライズグループウェア「サイボウズ ガルーン」のSaaS提供において、協業することで合意したと発表した。富士通パブリッククラウドサービスに搭載し、SaaS型サービス「FUJITSU ビジネスアプリケーション サイボウズ ガルーン SaaS」として、6月20日より提供する。

価格(税別)は、初期費が45万円~、月額費用が1,100円(1ID)~。

富士通のパブリッククラウドサービスは、サーバやストレージなどのICTインフラを一括して、データセンターからネットワーク経由で仮想的に提供するもので、顧客が用途に合わせ、従量制で利用できる企業向けサービス。

「サイボウズ ガルーン SaaS」の概要

また、富士通では同社がグローバル6カ国で展開する富士通パブリッククラウドサービス上に「ガルーン」を搭載することで、アジア、東南アジア地域の企業だけでなく、より広範囲に事業を展開するグローバル企業に向けなサービスを提供していく計画。

なお、富士通では、「サイボウズ ガルーン SaaS」の提供を記念し、「初期費99%引キャンペーン」を12月末まで実施する。

一方サイボウズでは、海外に強いネットワークを持つ富士通と提携することにより、海外日系企業の抱える課題を解決するほか、今後は日系だけではなく外資系グローバル企業への展開も視野にいれ、サービスを開発・提供していく予定。