産業能率大学はこのほど、新入社員のSNS利用率などを調べた「2013年度 新入社員の会社生活調査」の結果を発表した。

同調査は3月27日~4月10日に、同大学の産能マネジメントスクールが開催した「新入社員研修セミナー」に参加した新入社員を対象に実施したもので、有効回答数は463人となっている。

発表によると、新入社員の66.4%は、SNSを「毎日使っている」と回答しており、SNS利用率は昨年調査時から10%近く増加している。

SNSの利用状況(発表資料より)

SNS利用者に、SNS上での上司からの友達申請についてどう思うかを尋ねた質問では、42.8%が「いやだ」と回答。特に女性は6割近くの人が嫌悪感を示している。

上司からSNSで「友達」申請があったらどう感じるか(発表資料より)

また、SNS利用者に、SNSを利用することで会社に不利益をもたらす可能性があると思うかどうかを尋ねた質問では、52.6%が「ない」と答えている。

SNSの個人利用で会社に不利益をもたらすことがあると思うか(発表資料より)

このほか、最終的に目標とする役職・地位については、新入社員の11.9%が「社長」、23.2%は「部長」と回答している。「社長」と答えた人の割合は、同調査がはじまった1990年以来、今回の数字が最も低いという。

「社長」「部長」を最終目標とする人の割合(発表資料より)