仕事を依頼したい企業と、スキルを持った個人をネット上でつなぐクラウドソーシング事業を手がけるランサーズは6月4日、JAZY特許事務所と提携し、企業向けの新たなサービスとして、ロゴなどのデザイン依頼時に事前の商標確認や商標登録を行えるサービスを開始した。

これまでロゴなどを企業が依頼した際には、商標登録などは企業自身が行う必要があった。クラウドソーシングは、仕事の依頼や納品、報酬の支払いなどがネット上で簡単に行えるため、ロゴなどの成果物についても簡単に商標登録が行えるようにしたいという要望が同社に多く寄せられていたという。

ランサーズはこれらの要望に応えるかたちで、デザインの選定段階から商標登録の専門家である弁理士に相談できるサービスを、まずロゴ制作に関して提供する。

具体的には、デザインのコンペ方式での選定段階でデザイン案3つまでの商標登録可否を、事前に専門の弁理士にチェックを受けられるようにし、また、当選となったデザインはそのままJAZY特許事務所から特許庁へ依頼できるようにする。このうち、事前チェックサービスは無料で提供する。