大日本印刷(DNP)は5月31日、電子ペーパーを組み込んだ次世代型のポスターを開発。ジェイアール東日本企画(jeki)と共同で、新潟県内を運行する電車内(1車両)の中吊り広告として「マンガ・アニメのまち にいがた」を告知する実験を、6月5日~7月4日まで実施すると発表した。

実証実験の概要として、電子ペーパーに表示するコンテンツは、「新潟ゆかりのマンガ家のコミック作品」と「新潟市マンガ・アニメ情報館関連コンテンツ」。

ポスターデザイン

「新潟ゆかりのマンガ家のコミック作品」では、『ハイスクール!奇面組』(新沢基栄氏/柏崎市出身)、『ところでここどこ』(古泉智浩氏/新潟市(旧亀田町)出身)、『新潟市マンガ・アニメを活用したまちづくり構想』(陽華エミ氏/JAM日本アニメ・マンガ専門学校出身)を、「新潟市マンガ・アニメ情報館関連コンテンツ」では、「マンガができるまで」(題材:『寿司ガール』安田弘之氏/新潟市(旧巻町)出身)、「マンガの家」「マンガ・アニメ情報館」リーフレットを表示する。

実験では、期間中、1カ月の間バッテリーを交換せずに安定稼働するかなどのハード面の性能検証に加え、アンケート調査による次世代型の広告メディアとしての可能性を検証する。

実験期間は6月5日から7月4日の運行時間中で、実験場所はJR東日本新潟支社エリアで運行する127系電車内の1箇所。

なお、今回の実験に使用する電子ペーパーは、破損の恐れのないプラスチック基材のフレキシブル電子ペーパーが採用されており、サイズは縦217.6×横163.2×厚み0.8mm、重さは表示部が約50g、制御部が約800g(電源込み)となっている。