東京急行電鉄は6月1日より、東急線各線において「クールビズトレイン」を運行する。対象となる車両は、2002年以降に導入された東急電鉄5000系・6000系・7000系。

東急電鉄5000系

6000系(写真左)は大井町線、7000系(同右)は池上線・東急多摩川線で活躍中

これらの車両は、いずれも「環境配慮型車両」として、各機器の集約による車体軽量化などにより、従来の車両と比べて使用電力を約40%削減。東急電鉄が今年度進める車両更新により、同社所属の全車両のうち約53%が、この「環境配慮型車両」になるという。

5000系・6000系・7000系による「クールビズトレイン」の運行期間は6月1日より9月30日まで。期間中、日中10~16時の空調設定温度を27度(通常は26度)として運行する。対象となる車両には、車体側面にステッカーが掲出される。

同社の「クールビズトレイン」の取組みは、2009年度以降、2011年度を除き継続的に実施されている。昨年度はこの取組みにより、約238トンのCO2を削減できたという。「東急線では今後も、さまざまな視点で地球温暖化防止対策に取り組みます」と発表している。