レッサーパンダの婿入り

5月14日、鹿児島市平川動物公園レッサーパンダ舎は、レッサーパンダの「スバル君」を同舎で飼育中の「風美(フウミ)」のお婿さんとして迎え入れたことを明らかにした。

■待望のお婿さんの名前は、スバル君

今回、「スバル君」をお婿さんに迎え入れたのは、同舎で飼育されている「風美(フウミ)」。風美は2011年2月に、同舎で飼育されていた「瞬瞬(シュンシュン)」の奥さんとして平山動物公園へ迎え入れられたが、同年7月に息子の「瞬平(シュンペイ)」を授かった後に、11月には夫の瞬瞬を亡くしている。それからは瞬平と、親子2匹で同舎に暮らしていた。なお、風美は千葉市動物公園にいる、直立するレッサーパンダとして有名な「風太くん」の娘であり、今年7月には6歳になる。

お婿さんとして迎え入れられた「スバル君」は、長野県の茶臼山動物園出身。2010年6月生まれで、もうすぐ3歳。赤ちゃんの頃から少し臆病で、体重計に乗るのが大嫌いだったという。つぶらな目と白っぽいフサフサした毛並みが特徴。

■元気に竹を食べて、リラックスする姿も

スバル君は5月13日に茶臼山動物園を出発し、東京経由で5月14日に鹿児島へ到着。同舎へ迎え入れてすぐはフーフーと威嚇をしていたが、1時間もすると落ち着き、竹をムシャムシャほおばったり、横になってリラックスしたりする姿を見せている。環境に慣れるまでは展示を休むこともあるが、問題がなければ同舎で姿を確認することができる。

詳細は、同園公式ホームページを参照のこと。