Xilinxは5月20日(米国時間)、同社のAll Programmable 7シリーズFPGAおよびZynq-7000 All Programmable SoC がPCI Express(PCIe)に完全準拠し、PCI-SIGインテグレータリストに掲載されたと発表した。

今回のリスト掲載により、カスタマは、7シリーズFPGA とZynq-7000を統合したPCI Express Gen2/Gen3準拠ブロックを活用することで、通信やサーバアプリケーションを含む多様なマーケットで求められる、システム帯域幅が広くプログラマブルなシステムインテグレーション要件を満たすことが可能になると同社では説明している。

また、Virtex-7および Kintex-7ファミリは最高×8までのリンクによってGen3(8Gbps)をサポートするため、スループットが高いデータセンターアプリケーションにも対応ができるほか、Artix-7とZynq-7000を統合したブロックは、それぞれ最高×4および×8のリンクによって Gen2(5Gbps)をサポートしており、産業向けや車載などの低コストアプリケーションデザインの生産性を向上させることが可能となるとしている。

なお、いずれのFPGAおよびZynq-7000もすでに全製品が量産出荷されているほか、ターゲットリファレンスデザイン(TRD)や各種ボード、キットなどの利用によりPCI Express Gen2/Gen3ソリューションの評価を即座に開始することが可能で、それらのキットに含まれるエンドツーエンドコネクティビティとリファレンスデザインの活用により、DDR3、PCI Expressダイレクトメモリアクセス(DMA)エンジン、各種Ethernet IPブロックの利用も可能となるという。