競争社会では「幸せになる」ことが難しいように感じる――そんな人もいるのではないだろうか? 常に周囲との競争で成果を出さなければならない、歩みを止めると追い越されてしまう。

だが、Incの記事「キャリアで成功し、プライベートでハッピーになる6つの方法(原題 : 6 Unique Ways to Be Successful and Happy)」では、まったく違うアプローチを紹介している。

キャリアをとるか、プライベートをとるか――そんな選択に迫られていると感じているなら、参考になるだろう。

競争で勝つだけがキャリアとプライベートの両方での成功の道筋だとすれば、別のアプローチをとろう。以下が6つの方法だ。

1.リアルな関係のネットワークを構築する

Twitterのフォロワー数、Facebookの友達数……キャリアと幸福感に重要なのは、ネット上のソーシャルネットワークではない。実際の人間関係だ。ネット上の自分の仮想ネットワークに満足するのではなく、実際に人に会って人間関係を構築しよう。

本当のチャンスや友情は対面して構築した人間関係で得られるもの。成功や幸福もここから始まるのだ。

2.自分で経験する

なんでも体験して幅広いスキルを身につけよう。「知っている」と「やったことがある」との間には、大きな違いがある。動いてみる、体を手を動かしてやってみることで、チャンスが見つかるし、自分が何に幸福感を感じるのかもわかるだろう。

3.あえて何もしない時間を

情報がたくさんありすぎて、逆に難しい問題や重要な決定ができないように感じているなら、あえて情報を探さないという手もある。コミュニケーションをオフにして、気をそらすノイズは遮断する。そして、自分の内側に耳を傾けてみよう。きっと答えが見つかるはずだ。

4.働きがいのある企業で仕事をする

たとえ将来は独立しようと思っていたとしても、好業績をおさめているトップ企業で働く経験は損にはならない。仕事ができる人たちがどのように作業をこなしているのかを学べるし、ビジネスがどのようなものかを体感できるはずだ。さらに会社の業績を上げるために自分が何ができるのか、誰もやっていない重要なことができないかを考えよう。

5.一歩ずつ進む

ソーシャルメディアなどの"雑音"に気を取られすぎずに、優先順位を付けて、ひとつひとつのことを確実にこなしてから次に進もう。達成感は自信につながり、もし困難なことがあっても耐えられる力になるはずだ。

6.自分にやさしく

目標が高い人ほど、最大の敵は自分であることが多い。自分への期待が高すぎるが故に、自分に厳しいのだ。

将来の目標ではなく、いま現在の人生を楽しむ余裕が欲しい。時には、自分にもう少し甘くなってみよう。何かを目指すことをやめて、あるがままの自分自身を楽しんではみてはどうだろうか? 不思議なことに、そんなときにこそ成功や幸福感が訪れたりもする。