Broadcomは、同社の組込機器用無線インターネット接続ソリューション(WICED)製品ファミリとして、新たにWICED Smart開発キット「BCM920732_BLE_KIT」を加えたことを発表した。

同開発キットは「Internet of Things」に対応する製品の開発手段をOEMメーカーに提供するもので、Bluetooth Smart(Bluetooth Low Energy:BLE)のソフトウェアスタックやアプリケーション・プロファイルを実装しているため、低消費電力のクライアントデバイスへのアクセスを提供する。

これにより、Wi-Fiの無線通信機能を実装した多様なコンシューマ向けデバイスの開発を容易に行うことが可能となり、高度なユーザインタフェースを持たない製品や、現在ネットワーク機能をサポートしていない製品など、ヘッドレスなデバイスのWi-Fi対応を可能とする。

また、同社では同開発キットの提供に併せて、従来のWICEDプラットフォームにBluetooth Smartを実装したSoC「BCM20732」を提供しており、ペアのバッテリーで駆動するデバイスからスマートフォンやタブレットまで、あらゆる製品の開発を容易にすることが可能となったと説明している。

なお、同開発キットは、同社の代理店パートナーのArrow AvnetおよびMacnicaを通じてすでに入手することが可能となっている。