プラスヴォイスは5月17日、Shamrock Recordsとアドバンスト・メディアの三社共同で開発した手書き入力・筆談用アプリ「UD手書き」の発売を同日より開始すると発表した。

本製品は、ユニバーサルデザインを取り入れた手書き入力アプリで、直感的に操作が可能で、聴覚障害者がコミュニケーションをとる際に筆談ボードとして活用できるだけでなく、その場でメモを取ることもできる。

手書き入力・筆談用アプリ「UD手書き」

3社の役割は、販売・企画をプラスヴォイス、開発・制作をShamrock Records、音声認識技術をアドバンスト・メディアが担当。

アドバンスト・メディアのクラウド型音声認識サービス「AmiVoice Cloud」を活用したアドオン「声で文字を入力」により、話者の音声を文字表示することができる。このアドオンに提供した音声認識技術は、厚生労働省障害者自立支援機器等開発促進事業により、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会の協力の下、聴覚障害者の日常生活支援機器として研究開発された成果を反映させている。

「UD手書き」と「声で文字を入力」を組み合わせることにより、健聴者と聴覚障害者のコミュニケーションがスムーズなものになり、家族や友人との会話などあらゆるシーンに有効活用でき、また、聴覚障害者が活用するだけでなく、店舗や企業、役所などで本アプリを用意することにより、聴覚障害者とのコミュニケーションツールとして顧客サービスに資するものと考えられる。

手書き入力・筆談用アプリ「UD手書き」利用シーン(例)

本製品の対応機種は、iPad2~から第4世代のiPad、iPadmini(対応OSはiOS6以上)。App Storeからダウンロードできる。価格は無料だが、開発費支援+背景ロゴ表示切り替えは250円、音声認識アドオン「声で文字を入力」は600円で提供される。