NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、外出先から社内システムへセキュアな接続を実現する「Bizモバイルコネクト」のスマートフォン向けリモートアクセスサービスにおいて、マルチデバイスを所有する利用者の利便性を向上するため、電話などのアプリ連携機能、Windows 8/RT搭載端末対応、同一IDで複数端末を利用する機能をリリースするとともに、私有端末を企業で安心・安全に利用するためのアクセス制御・管理機能を拡充し、提供を開始すると発表した。

「Bizモバイルコネクト」の利用イメージ

新機能は、ビジネスで利用する電話などのアプリをあらかじめ指定し、ビジネス用とプライベート用の通話を意識することなく使い分けることができ、電話料金の公私分計も簡単に行える。

例えば、同社のIP電話アプリ「050 plus for Biz」とあわせて利用する場合、ビジネスで利用する際は、アドレス帳やメール、Webブラウザ上にある電話番号のリンクをタップするだけで自動的に「050 plus for Biz」を起動して利用することができ、プライベートで利用する際は、普段利用している電話を利用することができる。  

ユーザ認証においても、現在提供中のワンタイムパスワード(MCOP)認証や機体認証に加え、新たに不正改造や指定アプリケーション(アンチウイルスソフト、MDMなど)導入有無を検知し、条件を満たさない私有端末を社内システムに接続させない。

また、新たにWindows RT、Windows Phone 8、Windows 8、Windows 8 Proを追加。また、機体認証においては、これまでの1ユーザで1台のみ端末登録可能だったが、今回、1ユーザでスマートフォンやタブレット端末など複数端末の登録を可能とした。これにより、これまでBYOD対象外だったユーザも利用可能となり、私有端末のOSや保有端末数に応じた柔軟なBYOD導入を実現する。

さらに、本サービス経由で社内システムにアクセスしたIDや接続日時、接続時間、接続先といったアクセスログの収集・閲覧機能を提供する。

なお、今回の新機能は追加料金が不要で利用できる。