食材を買うなら、やはり安くて新鮮なものが魅力的です。しかし、安さは値札で簡単に判断できますが、新鮮さを判断するには、購入する人に「食材を見る目」がなければなりません。賢い買い物ができるように、新鮮な食材の見分け方をチェックしていきましょう。

■魚

・一尾魚

まずは目を見ましょう。濁ったり赤くなっていたら鮮度が落ちている証拠。できるだけ透き通ったものを選びます。次は身です。傷がついていないか、ぷりっとした弾力がありツヤがあるか、うろこがきちんと残っているか…などをチェックしましょう。最後にエラ。新鮮なものは形が崩れず、鮮やかな紅色をしています。

・切り身

パックの中に汁や血が出ていませんか? また変色したものや切り口が崩れているものは、明らかに鮮度が落ちています。身が締まって弾力性があるものを選びましょう。

■肉

・牛

鮮やかな赤色をしているかをチェック。陳列棚のライトで明るく演出されていることもあるので、手にとって確かめましょう。

・豚

白くてきれいな脂身と赤身の色合いがポイント。くすんだ色のものや、汁が出ているものは鮮度が落ちている可能性があります。

・鶏

脂肪が多すぎる、皮が厚すぎるものは避けましょう。肉の色がきれいなピンク色のものを選びます。

■野菜

・にんじん

先の方までしっかり重みがあり、表面にハリがあるもの、変色していないものを選びましょう。色が濃いものはカロチンが多いのでオススメです。

・大根

根が白く、重みとハリのあるものが良いでしょう。葉がついている場合は黄色く変色していないもの、切り落とされている場合は切り口が新鮮でヌルヌルしていないものを選びます。

・レタス

葉の巻きや全体の形がしっかりしているものを選びましょう。外側の葉がくたびれておらず、切り口が10円玉くらいのサイズで、白く変色していないものが良いでしょう。ズシリと重いレタスは、苦味が強くなっています。

・キュウリ

手で触ると痛いくらい表面のイボがしっかりしているもの、ハリのあるものが新鮮です。

・トマト

できるだけ色むらがない、濃い赤色のものがオススメです。鮮度が落ちるとヘタがまるまってきます。

・ピーマン

きれいな緑色のものを選びます。ヘタが灰色がかっているものは、鮮度が落ちています。

・なす

ツヤがあり皮がピンと張っているものは新鮮です。ヘタが黒々として、痛いくらいのとげがあるものが良いでしょう。

全体に共通で言えるのは、透明感があり、色がきれいでくたびれていないものが新鮮な食材ということです。鮮度が良いものはおいしいだけでなく、傷みにくいので経済的でもあります。安くて新鮮な食材を選ぶことは、体もお財布も喜ぶ、賢いお買いもの方法なのです。