ECはもちろん、コンテンツ表現を豊かにしたい人にオススメな撮影機材も!

さらに会場をうろうろしていると、たくさんの人集りができているブースを発見。ちょうどデモンストレーションが始まったところで、ブース中央には"お立ち台"に見事なポージングを決めた女性が。しかも、お立ち台はターンテーブルになっており回転するではありませんか!さらに、カメラとも連動してあっという間に360度の写真素材を作成できちゃっているではありませんか!ここアポロクリエイトのブースでは、いわゆる"ブツ取り"用のターンテーブルや360度アニメーションの作成が手軽に行えるソフトウェアを扱っており、Webコンテンツをよりリッチにするための機材が充実していた。

モデルさんが乗っているのが「フォトキャプチャ360」シリーズ。何と最高耐荷重約450kg(360XL)ということだから、極端な話バイクだって回転させられるわけだ。ほかにも、「PhotoBench」(写真右)シリーズは白抜き加工を必要としない高品質な360度写真撮影が可能。一般ユーザーには……正直使いどころが難しいかもしれないけど、街の写真屋さんに置いてあったら使いたい! と思うのは筆者だけ、かしら?

「スマート植物工場」に日本のアグリ産業の未来を感じた!

さーて、ほかには面白いプロダクトはないかしら?と彷徨っていると、株式会社セラクのブースで某ビジネス報道番組が取り上げて映像として見たことのある洗面台が。ふと視線をずらすと、そこには変わった一風変わった箱が。興味は一気にそちらへ傾き、担当者を捕まえて話を聞くと、なんとスマホやタブレットと連携した水耕栽培装置「スマート植物工場」というモノらしい。「実はこのイベントの開催日前日にようやく仕上がったコンセプトモデルなんです」との言葉とは裏腹に、箱のなかには水や各種センサ、照明用のLEDなど実に本格的。

しかも、タブレットには気温水温湿度といった情報から、CO2濃度など凝ったUIで見事に表現されていた。しかも、LEDの調光(RGBの三原色)コントロール、水やりをスマホやタブレット上から行うことが可能なのだ。「……正直、欲しい」。で、担当者にそれとなく市販化の予定を尋ねてみたものの、「コンセプトモデルなのでなんとも」とのつれないお言葉ながらも、「実はこのスマート植物工場、とある部品が高価なだけで、水耕栽培キットとしてなら実は安価に作成できるんです」と期待を持たせてくれるではありませんか! 製品化、しかも安価で。子供への理科の実験教材として。カタチになってくれないかなぁ、と今回一番強く思わせてくれたプロダクトだった。

見た目は凄く無骨だけど、UIを司るタブレットの作り込みは見事。天井のLEDも自在にコントロールできるし、本格的な植物工場の遠隔監視・管理システムとして十分に役立ってくれそう。むしろ小型化して家庭菜園、例えばハーブが育てられるキットや季節を問わず好きな花を栽培できるキットを製品化して欲しい! と切に思いました