あいちトリエンナーレ実行委員会は、愛知県・名古屋市を中心として8月10日~10月27日開催する芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」で展示する作品制作に、タレントのビートたけしが参加することを発表した。

「太陽の結婚式」イメージドローイング (c)YANOBE Kenji

今回、ビートたけしが制作に参加するのは、アーティストのヤノベケンジが制作する作品を展示するプロジェクト「太陽の結婚式」。愛知県美術館の展示室内に結婚式場を作り、そこで実際に挙式も執り行うことも含めたものとなっている。ヤノベは作品コンセプトとして、「20世紀美術を中心にコレクションされている愛知県美術館、また結婚式を専門とした教会(結婚式教会)が全国で一番多い愛知(愛を知る)においてもっとも適したプロジェクトであると言える」とのコメントを寄せている。

また、「太陽の結婚式」では、この芸術祭に向けてヤノベが制作する「ウルトラ・サン・チャイルド」という巨大な像を中心に、亀型のシャンデリア「幻燈夜会(ファンタスマゴリア)」、花嫁のための着衣室「クイーン・マンマ」など、ヤノベの代表的な作品群を展示。ビートたけしは、同プロジェクトを構成する作品のひとつとして、「チャペル」に設置されるステンドグラスを手がけるということだ。

なお、この作品の展示空間で実際に結婚式を挙げるカップルの公募も開始されている。募集期間は10月13日まで、参列者の定員は最大80人。スケジュールが埋まり次第募集を締め切るとのこと。詳細な募集要項については同芸術祭のWebページを参照してほしい。