米・アドビ システムズは、同社画像編集ソフトの最新バージョン「Adobe Photoshop CC」を発表した。Adobe Creative Cloudのメンバー限定で、6月に提供を開始する。

既報のとおり、同社はこれまでの「Adobe Creative Suite (CS)」ブランドを「Adobe Creative Cloud (CC)」に名称変更すると発表しており、今回の「Adobe Photoshop CC」も、Adobe Creative Cloudのメジャーアップデートの一環としてリリースされる。

新機能としては、ぼけた画像を修正・鮮明化する「手ぶれ補正ツール」、最新のアルゴリズムによりノイズとハロー効果を最小限に抑える「スマートシャープツール」、屋外広告での使用にも耐えうるほどに画像サイズを拡大できる「アップサンプリング機能」などが搭載された。また、本アプリケーションの登場により、Adobe PhotoshopとAdobe Photoshop Extendedが統合され、Extendedで提供されていた3Dの画像編集および画像分析機能をすべてのユーザーが利用可能となっている。

さらに、Adobe Camera Raw 8によって、新たに3つの画像編集機能が加わったほか、デザイナー向けに角丸みを手軽に調整できる機能も進化した。このほか、同社のデスクトップアプリケーションとしては初めて、アプリケーション内からBehanceに直接ファイルを投稿できる機能が実装されるという(日本語版での対応は後日となる予定)。

Adobe Creative Cloudメンバーシップ料金は、個人版年間契約の場合で月額5,000円。Adobe Photoshop CCのみの単体サブスクリプション価格は月額2,200円。本アプリケーションについての詳細は、製品ページのほか、Photoshopのポータルサイト「Photoshop Magazine」Photoshop日本公式ブログなどで確認できる。