東京エレクトロン デバイス(TED)は4月24日、ZigBeeインタフェースを持ち、太陽光パネルからの電力収集を最大化する高性能MPPTコントローラを発表した。

太陽光発電システムは天候や気温、日照時間などの影響を受けやすく不安定という課題があるが、MPPT(最大電力点追従)機能を用いれば、発電の効率化を図ることができる。MPPTコントロール機能は、ソーラーインバータに搭載されている場合もあるが、機器内に1つの機能として組み込まれているためCPUへの負荷が増し、高速での処理は難しくなる。また、大規模な太陽光発電システムにおいては、同一のシステムでもそれぞれの太陽光パネルの設置場所により日照条件が異なり、この場合ソーラーインバータで集中管理したMPPTコントロールでは効率的な処理が難しくなる。

同製品は、MPPTコントロールに機能を絞ったモジュールのため、より高速に最大電力点の追従が可能だ。また、システム規模に応じて複数のMPPTコントローラの設置が可能なため、同一システム内で条件により個別のコントロールが可能となり、より効率的な発電を実現できるようになるという。さらに、ソーラーインバータとのインタフェースとしてZigBeeを用いることで、周囲温度や発電量などの観測データを無線で送信することもできる。 MPPTコントローラの主な仕様は以下の通り。

  • 追従方式:山登り法
  • ソーラーパネル出力電力:60V/16A
  • バッテリー充電電力:30V/24A
  • 電圧電流測定機能:入力/出力電圧、入力/出力電流、バッテリー-電圧、バッテリー-電流
  • インタフェース:ZigBee(9600bps)、RS-232(115200bps)、PushSwitch×2、8ビットDipSwitch ・表示機能:LED×8、LCD
  • 温度計測機能:バッテリー-温度、ソーラーパネル温度、基板温度
  • 外形寸法:245mm×87mm×207.5mm(アンテナ含まず)

なお、サンプル価格は10万円。すでに販売を開始している。

MPPTコントローラ

MPPTコントローラのシステム構成例