ヴイエムウェアは4月22日、NTTネオメイトが同社の全従業員が使用する6,000台のPC環境に仮想デスクトップの「VMware Horizon View」を導入したと発表した。

NTTネオメイトでは、これまで他社製の仮想デスクトップソリューションを採用していたが、エンドユーザ使用環境のパフォーマンス低下や不安定なセッション接続などの課題を抱えており、今回VMware Horizon Viewの導入を決定した。

NTTネオメイトは、今回、Horizon Viewのストレージアクセラレータ機能を活用したことで、ストレージに対する負荷を削減。これにより、共有ストレージのコスト削減を実現し、同時にクライアント環境のパフォーマンスを高速化した。

画VMware Horizon View概要

また、Horizon Viewの仮想デスクトップのアンチウィルススキャンを外部にオフロードする機能を活用し、従来発生していたアンチウィルス実行時のパフォーマンス低下を回避した。

そのほか、従来、複数の管理コンソールを用いて行われていた運用管理を、Horizon Viewにより単一コンソールで運用管理を実現。また、ヴイエムウェアのプロフェッショナルサービス部隊によるコンサルティングサポートを活用し、最適化された仮想デスクトップ環境の設計・構築を行った。

今後NTTネオメイトでは、大規模なHorizon View導入により蓄積されたノウハウの活用やVMware資格者の育成を通じ、一般向けに「AQStage 仮想デスクトップサービス」を提供する予定。