フライトシステムコンサルティングは4月11日、モバイル端末を活用したクレジットカード・銀聯カード決済ソリューション「ペイメント・マイスター」に対応する新たな決済装置「Incredist(インクレディスト)」を開発し、発売を開始した。

「Incredist」

同装置は、日本で初めてiPad等のスマートデバイスでクレジットカード決済の他、新たにJ-Debit、電子マネー決済も可能にする決済装置で、主に大手小売業や生損保会社向けとして販売。また、Apple社MFiライセンスプログラムの承認もすでに得ており、iPad等での手軽な決済が可能になる。

具体的には、iPad等のスマートデバイスに決済専用アプリケーション「ペイメント・マイスター」を入れることで、接客した「その場」で複数の決済を実現することが可能になるというもの。大きなイベント会場やスポーツ競技場の売店など、これまで現金決済が中心だった場所でも、本装置とスマートデバイスさえあればクレジットカードと電子マネーでの決済が可能となり、顧客のニーズにあわせた支払方法に対応できる。


なお決済の対応範囲としては、同社で決済装置を開発した事により、海外製品では実現が難しかったJ-DebitやFeliCa対応など日本の決済市場の特性を盛り込んだマルチ決済装置を実現。

「Incredist」利用イメージ

また、国内で初めてスマートデバイスを活用した電子マネー決済を可能(今夏予定)とし、電子マネー決済センターはTFペイメントサービスの「Thincacloud(シンカクラウド)」を採用、第一弾としてThincacloud対応のnanacoに対応する。

同社では、マルチ決済が可能なハイエンド決済装置「Incredist」を市場投入することで、従来の決済端末では実現できなかった決済の市場を生み出し、決済を必要とする広範囲な業種・業態への拡大を目指していく。