日々新たなモノを生み出しているクリエイターを支える、なくてはならないアイテムを探り出す本レポート。これまで様々なクリエイターの自宅や作業場を取材したなかで、実際に使われていたマウスキーボードを紹介してきたが、今回はそのほかの「周辺機器」について取り上げる。

作業する手をいたわるマウスパッド

3DCGソフトを多様するデザイナーが愛用していたのは、パワーサポートのマウスパッド「Airpad pro」と、その補助パッド「Airpad sole」。マウスの滑りが非常によくなり、マウス操作時の手の負担を軽減されたことで、肩や腕のコリが改善されたという。

マウスパッドを使うかどうかは、クリエイターの好みが分かれるところ。使わないと言う人もいた一方、極力薄いものを使いたいという理由で、インクジェット対応のシール素材に、自作のイラストを印刷し使っているという人もいた。

描画作業を行う人の必須ツール・ペンタブレット

これまでに取材してきたクリエイターには、イラストレーターや漫画家、デザイナーなど、描画を扱う人たちが多かった。そのため、かなり多くの人がペンタブレットを所有し、日々の作業に使っているという。

そのなかで、一番所有率が高かったのは、ワコムの高機能ペンタブレット「Intuos」シリーズ。本体サイズに関しては、大きくわけて「大きい方が腕を大きく振れて描きやすい」という人と、「小さい方が手が疲れず使いやすい」という人に二分されていた印象がある。

キーボードではないショートカット入力デバイス

画像編集ソフトなどのショートカットキー入力を行う際に、キーボードではなく、ゲームパッドを用いている人もいた。あるデザイナーは、イラストを描く際に「Belkin n52te」絵を描く時に使っており、その使い心地を評価して「他の作業にも活用できないかと模索中」とコメントした。

また、仕事の作画補助用として、「Zeemote JS1(BSGPJS1)」を用い、ボタンにショートカットを割り当てている漫画家も。「利き手と逆に持つと、効率がすさまじく上がる」ということだ。「Zeemote JS1」に関しては、サブ機のノートPCと一緒に持ち歩けるので重宝していると語っていた。