PHP: Hypertext Preprocessor

W3TechsにPHPのバージョン別シェアが掲載された。PHP 5.3とPHP 5.2がシェアの93%以上を占めていることがわかる。PHP 5.2は減少傾向、5.3は上昇傾向で、現在シェアが入れ替わって5.3がもっとも高いシェアを占めたことになる。

もっとも高いシェアを得たPHP 5.3だが、今月末にはサポートが終了する見通し。PHP 5.2は2010年12月にサポートが終了しているので、Webサイトでもっとも使われているプログラミング言語と言われているPHPのほとんどは、サポートされていないバージョンが使われていることになる。PHP 5.5と5.4のシェアはそれぞれ3%ほどに留まっている。

PHP 5.2から5.3へのアップグレードが遅々として進まない背景として、実際のマイグレーション上の問題があるためだと見られる。5.2で動作しているコードを5.3へ移行させようとして、実際にマイグレーションを実施すると、サイトが動作しなくなることが多い。このため、5.2を使って開発されたサイトはそのまま5.2が使われ続けているものとみられる。