空前のパンケーキブームが巻き起こり、新"朝食の定番"などと言われているが、朝食の定番と言えばフレンチトーストだって負けてはいない。弊誌では以前、24時間かけてつくるフレンチトーストをご紹介したが、今回はよりお菓子風に仕上げたフレンチトーストを提案したい。

ポイントは表面のカリカリ感。通常のレシピ通り卵や牛乳、砂糖を混ぜた卵液にパンを浸し、フライパンで片面を焼く。ひっくり返した後からが重要だ。返して焼けたほうの面にグラニュー糖を表面が真っ白になるくらいに振りかける。その後、もう一方の面が焼けた段階で再度ひっくり返す。砂糖がとけてほんのりキャラメル状になったところでフライパンから取り出す。

焼き立てだと表面はやわらかいが、1分ほどたつとカリカリとした食感に変化する。これは、まるでクイニーアマン!(バターたっぷりのデニッシュ風生地を使い、表面がキャラメリゼされていてカリカリとした食感になっているのが特徴のフランス菓子) なんともリッチなフレンチトーストへと変身した。

表面カリカリ! クイニーアマン風フレンチトースト

材料(2人分)

食パン(6枚切り) 2枚 /牛乳 200cc / 卵 1個 / 砂糖 大さじ1 / バニラエッセンス(あれば) 2~3滴 / 無塩バター 30g / グラニュー糖適量

つくり方

1.食パンはみみを切り落とし、縦と横に切って1枚を4等分する。

2.ボウルに牛乳、卵、砂糖、バニラエッセンスを入れて泡立て器で混ぜる。バットに流し入れ、1の食パンを並べて浸す。5分ほどたったらひっくり返し、しっかりと卵液を浸透させる。

3.フライパンを火にかけ、バター10gを入れて溶かす。中弱火にして2の食パンを置き、焼き色が付いたらひっくり返す。

4.3の表面にグラニュー糖をまんべんなく振りかけ(パンの表面が隠れる程度に)、そのときに焼いている面に焼き色が付いたところで残りのバターを追加し、弱火にしてパンをひっくり返す。グラニュー糖が溶け、キャラメル状になってきたところで火を止めて皿に盛る。