GoogleがRSSリーダーの「Google Reader」を終了すると発表したことは既報の通りだが、ソーシャルニュースのDigg(親会社は米Betaworks)が同様のサービスを開始する計画を発表した。このほかFliboardやZiteなどのサービスが、代替ソリューションとしてユーザーにアピールしている。

Google Readerが7月1日に終了することが明らかになった翌日の14日、Diggはすぐさま反応し、ブログにて同様のサービスを開発中であることを明かした。「RSSは過去のものだという人がいるし、現在の状態ではそうだろう。だが、Google Readerを日常的に使っていたユーザーとして、救済に値する製品だと確信している」とDiggはブログに記している。

Diggによると、以前から計画していたというプロジェクトの進行を加速し、リーダーを構築するとのこと。当初は2013年後半にリリース予定だったが、同日より優先順位を高めて開発を進めるという。

Diggが開発するリーダーは、APIなどGoogle Readerの機能を再構築するだけではない、とのこと。「FacebookやTwitterなどのネットワークやコミュニティが、なにが面白いのかを知らせる役割を果たしている2013年のインターネット時代にふさわしい機能」も備えたい、としている。

DiggはGoogle Readerが終了する7月1日までのカウントダウンページを用意し、乗り換えに興味のあるユーザーにアピールしている。

Google Reader終了まであと何日か、Diggのカウントダウンページ

Google Readerの終了については残念がる利用者が多い様子で、Diggのブログには読者から望む機能の書き込みが多く見られる。

このほか、Feedly、Flipboard、ZiteなどもGoogle Readerから自社サービスへの移行を呼びかけている。