ソニーは、2009年2月に発売した液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア) KDL-40V5」「KDL-46V5」において、壁掛け用器具で設置していたものが落下した事例が3件発生したことを発表した。同社では、リアキャビネットの樹脂材料が想定以上に劣化したことが原因としている。ソニーでは該当製品について、リアキャビネットの交換を受け付ける。

「ブラビア V5」シリーズ

落下事例が報告されたのは、リアキャビネット(背面部)にある壁掛け用取り付け部を使用して移動式スタンドに設置したケース。ソニーの調査では、KDL-40V5とKDL-46V5の一部の製造番号のものにおいて、リアキャビネットの樹脂材料が想定以上に劣化することで柔軟性が低下し、外から力が加わった際に破損する場合がまれに発生することが判明したという。

この原因により移動式(台車付き)スタンドから落下したケースが2012年11月から2013年3月まで3件確認されているという。

ソニーでは、対象の製造番号の製品を購入し、同取り付け部を使用して移動式スタンドに設置、壁掛け、天井から吊り下げ等を行っているユーザーに対して、無償でリアキャビネットの交換を行うという。

対象となる製造番号は、KDL-40V5が1000001~1088965(88,965台)で、KDL-46V5が1000001~1019732(19,732台)。

機種名と製造番号の確認方法

詳細はソニーのWebサイトを参照のこと。