実写化が検討されているという大ヒットアニメーション映画『美女と野獣』 (C)BANG Media International

ウォルト・ディズニーが、大ヒットアニメーション映画『美女と野獣』の実写化の制作を計画しているという。

ディズニーは、ジェームズ・フランコ主演作『オズ はじまりの戦い』が早くも先週のオープニング週末興行収入で8,000万ドル(約77億円)を叩き出し大ヒットを記録していることを受け、実写版『美女と野獣』の製作に向けて、イギリスの脚本家ジョー・アヒアナと現在交渉中と報じられている。 

デッドラインの報道によれば、『ザ・ビースト』と仮タイトルが付けられた実写版は、古典的なおとぎ話の『美女と野獣』をよりダークな雰囲気に仕上げた作風になるようで、『オズ はじまりの戦い』や2010年公開の『アリス・イン・ワンダーランド』と同じく3D作品になると見込まれているという。

ジョーは、ダニー・ボイル監督が手がけた強盗事件をテーマにした新作スリラー『トランス』の脚本を執筆しているほか、英TVドラマ『ザ・シークレット・オブ・クリックリー・ホール』や米TVドラマ『ダ・ヴィンチズ・デーモンズ』などの脚本も手がけている。また『ザ・ビースト』では、ディズニーのローアン・ブリックハウスがマンデヴィル社のデヴィッド・ホバーマンやトッド・リーバーマンらと共にプロデュースを担当する。

ディズニーは1991年にアニメ映画『美女と野獣』を公開し、批評的にも絶賛された同アニメ版は昨年には3Dバージョンとして再公開もされている。本作は世界中で4億ドル(約383億円)以上もの興行収入を獲得する大ヒットを記録し、アカデミー賞で作品賞にノミネートされた最初のアニメ作品となった。そんなアニメ版映画は、フランス人作家ジャンヌ・マリー・ルプランス ド・ボーモンによる童話『美女と野獣』を原作としている。

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