エヌ・ティ・ティ・カードソリューションは3月12日、同社が提供する電子マネーギフトサービス「EJOICA(イージョイカ)セレクトギフト」に「モバイルSuica」を追加したと発表した。

EJOICA

EJOICAセレクトギフトは、さまざまな電子マネーに対応したギフトサービス。贈る側は金額だけを登録し、受け取る側に電子マネーの種類の選択を委ねるといった使い方ができるため、利用者の満足度向上につながりやすいといった特徴がある。

電子マネーの指定は、従来のサービスのように、ギフトを贈る側で行うことも可能。多くの人にまとめて贈る場合にも、年代や性別などの属性に応じて異なる電子マネーを指定できるため、運用の手間を省ける。贈答方法も、16桁のギフトIDを伝えるだけ。発送費用や配送作業を削れるといったメリットもある(ただし、ギフトIDを記したギフトカードも用意されている)。

EJOICAセレクトギフトがこれまで対応してきた電子マネーは、「nanaco(セブン・カードサービス発行)」、「楽天Edy(楽天Edy発行)」、「出光キャッシュプリカ(出光クレジット発行)、カエトクカード(阪急阪神百貨店発行)」、「プラザスタイルギフトカード(スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイルカンパニー発行)」、「HMVギフトカード(ローソンHMVエンタテイメント発行)」、「Amazonギフト券(Amazon Gift Cards Japan発行)」の7種類。これに対して、今回新たにモバイルSuica(東日本旅客鉄道発行)が加わることになる。

エヌ・ティ・ティ・カードソリューションでは、今回の対応について、「これまでのメニューは、コンビニやスーパーなどのリアル店舗やネットショッピング(バーチャル店舗)で利用可能な流通系の電子マネーが中心でしたが、モバイルSuicaが選択メニューに加わることで、ギフトを受け取った利用者にとっては利用シーンが格段に広がることとなります。また提供元の企業様においても、広告・販売促進効果のさらなる向上が期待されます」とコメントしている。

なお、同社は併せて、「Suicaポイントギフト」の販売を開始したことも発表した。こちらは、JR東日本がSuicaポイントクラブ会員向けに発行する「Suicaポイント」を手軽に贈れるというもの。EJOICAセレクトギフトと同様、16ケタのギフトIDを伝えるだけでポイントを贈れるため、メールやWeb画面、さらにはカード、チラシ、シールといった印刷物など、ニーズに応じて贈答方法を選べるといった特徴がある。

Suicaポイントギフトの利用イメージ。受け取り手は、SuicaポイントからSuica電子マネーにチャージする。