男性のみなさま、ホワイトデーの準備はお済みでしょうか。世間で「3倍返し」と囁かれて久しいバレンタインデーのお返しですが、それでもおそらく1,000~3,000円が相場。どうせ必要な出費ならグッと気の利いたものを用意して、もしやの大逆転や今後のオフィスでの待遇改善を狙ったほうが得というものです。編集部からは「クリエイターだからこそ選ぶアイテム」を紹介してくれ、とのことですが、それよりなにより、まずはプレゼントを選ぶ前にこれだけは理解しておけということをお伝えします。

今回、ホワイトデー用のプレゼントを選んだデザイナーのくすきはいね

「置き物」はいらない

あなたが贈ろうとしているものは、あくまで「義理チョコのお返し」です。そんな「義理」相手から微妙な感じの猫の置き物やら、どっかのアーティストのオブジェをもらって嬉しいでしょうか? いや、ぜんぜん嬉しくない。非常に好みが分かれがちな上に置き場所に困って、結果トイレなんかに置かれるハメに。

うるさい女には糖分を与えておけ

これです。基本はこれに限ります。よっぽどの例外じゃない限り、女子は甘いものを与えておけば比較的精神的に安定します。デートで気まずい雰囲気になったらクレープとか、アイスとか食べよう、と言ってみてください。効果テキメンです。迷って迷ってどうしようもなくなったら糖分をチョイスしましょう。

消耗品はうれしい

「義理」の場合、手元に残らないものは嬉しいです。「自分では買わないけどもらったら嬉しい」これですね。オフィスでつかえる気の利いた消耗品なんかだと、お菓子よりも長持ちするので印象的かつ「あの人、センスいいよね」となること請け合い。肉体労働系女子なら入浴剤もすてき。

美人(?)デザイナー・くすきはいねお薦めの品物はこの5つ

この3つの法則を理解した上で、具体的におすすめなものをいくつかご紹介します。

めでたクリップス/中川政七商店
花火玉に、おめでたいモチーフの鹿、鶴、鈴、桜の4つの形をしたクリップがはいっています。開けるときのワクワク感もよし。金額は1,050円。

印鑑ケース/文具良道
オトナ可愛いひょうたん型の印鑑ケース。オフィスに置いておいても便利。金額は2,415円。ちなみにひょうたんのクリップもあります。

花付箋/+d
花びら一枚一枚が付箋になっているお花。花びらをはがして押し花をするように、しおりやマーキングに使えます。何本かまとめて贈っても素敵です。金額は425円。

そして、ハズレのないスイーツならば以下の2品をお薦めします。

ガトーハラダ/グーテ・デ・ロワ
全世代を通してそこそこ知名度があって喜ばれ、なぜかしらないけど、これをもらうと大抵の女子はテンションがあがります。上質なバターなどを使用して丁寧に仕上げたガトーラスク。ちょっと前までは都内(銀座・新宿・池袋)の百貨店で30分待ちが当たり前でしたが、いまは5分ほどで購入できます。金額は2,100円(2枚入26袋、計52枚入り)

イニシャルカメオクッキー
圧倒的なインパクト。チョコテイストのカメオをクッキーに乗せ、周りをぐるっとパールのドラジェでデコレーションした食べられるリング。指にはめられるサイズで宝石箱に入っています。イニシャル入り。本命に昇格したいひとは是非。金額は1,365円。

いかがでしょうか。コストをかけなくてもサラリとハイセンスなお返しができればしめたもの。男性のみなさんも受け取る女性の笑顔を想像しながら、ホワイトデーをエンジョイしましょう。

なお、今回紹介した文房具については表参道「文房具カフェ」でも購入することができます。

くすきはいね
コトバ&グラフィックデザイナー。
広告デザインやロゴ、カフェのプロデュースなど、多方面にわたる「デザイン」を手掛ける

文:くすきはいね