iOS 6とiPhone 5の登場から約半年、新機能も語り尽くされてきた頃だが、まだ日本にはお目見えしていない機能/サービスがいくつかある。ここでは、それら「日本では始まってないiPhoneのサービス」を取りあげ、その理由や導入時期について考えてみよう。

導入は秒読み段階?「iTunes Match」

iTunes Matchは、環境を選ばずに「すでに自分が所有している」曲を楽しめるサービス。オンラインで購入したもの、音楽CDから取り込んだものなどiTunesライブラリ上にある曲(AAC/MP3)が、スキャンの結果iTunes Storeで取り扱いのある曲と同一と判定されれば、iCloudからAAC/256kbps/DRMなしのサウンドファイルをダウンロードできる。

このサービスの魅力は、年会費さえ支払えば、圧縮音源としては比較的高品質な音をパソコンやiOSデバイスで楽しめること。自分が所有しない曲(iTunesライブラリにない曲)は対象外で、iTunes Storeで扱うすべての曲が聴き放題になるわけではないが、iTunesライブラリにある曲の音質を「底上げ」してくれる効果もある。

iTunes Matchがスタートしたのは、2011年11月のこと。ただし米国のみで、日本を含む他の国・地域は後日とされた。翌2012年2月には、日本でも年内のサービスインが発表されたが、2013年3月現在スタートの目処は立っていない。理由は定かではないが、権利関係が絡む機能なだけに、音楽レーベルとの調整に時間を要しているものと推測される。

ただし、1月にリリースされたiOS 6.1の詳細情報(日本語)に、iTunes Matchに関する記述が見られるなど、いつサービスが開始されても不思議ではない状況もある。当初は昨年内が予定されていただけに、2013年中に開始される可能性は高い。

米国など一部の国・地域では導入済の「iTunes Match」。日本でのサービス開始時期は?

iOS 6.1の詳細情報では、iTunes Matchに関する記述を確認できた。あとは音楽ビジネスの権利関係をクリアするだけ?

信頼の回復が最優先の「マップ」

鳴り物入りで発表された、iOS 6の「マップ」。残念なことに、地名に誤りがあるなど地図アプリとしての基本機能に多くの問題を抱えており、ベクター(線)化によるデータ量の減少/描画速度向上など、せっかくの改良点が吹き飛んでしまった。リリースから約半年が経過した現在も、ここ日本を見るかぎり問題はほぼ未解決のまま残されている。