つけているだけで個性を主張できるような、人とかぶらないiPhoneアクセサリが欲しい。でもそのへんで売っているアクセサリはどれも似たり寄ったりだし……。

と、そんな悩み(?)を抱えている人に、ウェブサービス「Kickstarter」を紹介しよう。

Kickstarterトップページ。インターフェースはわかりやすいので英語ができなくても平気

Kickstarterは2008年にアメリカでスタートしたクラウド・ファンディングである。クラウド・ファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人々からプロジェクト実現のための資金を調達すること。Kickstarterは誰でも簡単にプロジェクトを立ち上げて資金を募ったり、また好きなプロジェクトを気軽に支援することができるサービスなのだ。

もっと簡単にいえば、「すげー面白い製品のアイデアがあるんだけど、実現させるのにお金が足りないから賛同してくれる人はお金ちょうだい! もちろんプロジェクトが実現したらちゃんと見返りを用意するよ!」ということである。

ジャンル問わず大小様々なプロジェクトがあって面白い

Kickstarterのユーザーは世界177カ国に存在しており、昨年募集がかけられた資金額は約288億円、実際に調達された資金は約247億円にも上るというから驚きだ。

プロジェクトといってもKickstarterは別に法人オンリーというわけではなく、個人でも簡単に使うことができる。プロジェクトの立ち上げは米国もしくは英国に住んでいないとできないが、支援は日本からでも可能だ。

世界最大のクラウド・ファンディングサービスであるKickstarterには、実に様々なプロジェクトが掲載されている。ビデオゲーム製作、映画製作、コンサート開催、ウェブサービス製作、書籍の発売……などなど、募集している予算規模も低価格なものから1億円を超えるような大規模なものまで様々だ。

そしてもちろん、iPhoneにまつわるユニークなアクセサリの開発プロジェクトもたくさん出されているのだ。

たとえば最近だとiPhone用のカメラグリップ型コントローラー「snappgrip」がユニークで面白かった。こちらは目標額1万8千ポンドに対して2万7千ポンドを調達し、プロジェクト成立となっている

既存のありきたりなアクセサリに飽きたなら、いっそこのKickstarterで面白そうなiPhoneアクセサリ製作プロジェクトに出資してみるのもありだと思う。

では実際にどんなプロジェクトが掲載されているのか、そしてどうすれば支援することができるのか、やってみよう。