悪気はないのかもしれないし、注意するほどでもないけれど、できればやめて欲しい、他人にされると不快な態度やしぐさってありますよね。いったいどんな態度やしぐさが巷の不評を買っているのでしょうか。マイナビニュース会員500人に調査を行いました。

【1位:「舌打ち」(21.7%)】

圧倒的に不評だったのが、「舌打ち」。実に21.7%の人が不快に感じています。発する「音」自体が耳障りという意見や、悪意や敵意むき出しの態度に不快感を覚えるという意見が多数でした。

・「人前で舌打ちするのは社会人として未熟な証拠」(男性/30歳/小売店)
・「機嫌が悪いのか、本音で私を嫌っているのかと気になり、その結果その人とは距離を置きたくなる」(男性/32歳/その他)
・「文句があるならはっきり言えばいいのに、と思う」(女性/27歳/食品・飲料)
・「唾液が飛んできそうで気持ち悪い」(女性/22歳/食品・飲料)
・「癖になっているだけの人もいると思うけど、基本的には悪意から来る行為だし、何よりみっともない」(女性/23歳/医療・福祉)
・「本当に器がちっちぇーなあと感じます」(男性/47歳/ソフトウェア)

【2位:「貧乏ゆすり」(15.8%)】

次に票を集めたのは、「貧乏ゆすり」(15.8%)。近くでされるとやはり気になる、その姿に自分がイライラしてしまう、といった声が多々集まり、その不人気ぶりがうかがえます。

・「振動が伝わってきて落ち着かない」(女性/32歳/ソフトウェア)
・「最低限のマナーが守れていないのは幻滅です」(男性/42歳/その他)
・「不要な音がすると集中力が途切れるし、同じ動作の繰り返しが目に入るとイライラする」(女性/25歳/電機)
・「一瞬、地震かと思ってびびる」(男性/32歳/情報・IT)

【3位:「音を立ててものを食べる」(8.4%)】

3位の「音を立ててものを食べる」も8.4%の票数を獲得。

・「くちゃくちゃ音を立てて食べられると、おいしいものでも、まずく感じる」(男性/46歳/アパレル・繊維)
・「口にものを入れながらしゃべる奴がいるが、そういう奴に限って話している内容がくだらない」(女性/38歳/その他)
・「こちらの食欲が減退するし、周囲に恥ずかしい」(女性/25歳/食品・飲料)


以下は、「爪を噛む」「話している最中に携帯をいじる」「上から目線」「鼻で笑われる」「目線を合わさないで話す」「机を指でとんとん叩く」「髪の毛をいじる」などが続きました。

・「爪を噛むのは単純に不潔と感じる」(女性/25歳/マスコミ・広告)
・「話している最中に携帯をいじること。ひとこと断ってから、会話を中断して操作すべきだと思う」(女性/29歳/その他)
・「髪の毛をいじりながら話すこと。こちらの話を聞いていない気がする」(女性/30歳/機会・精密機器)
・「話かけているのに目を見てくれないとき。自分の存在を受け入れてもらえていない感じがする」(女性/30歳/その他)

総じて見ると、苛立ちが目に見えるしぐさ、話を聞かない態度、不潔なしぐさ……、ということに不快感を覚える人が多いことが分かりました。社会人としてのマナーだとも思えますが、こういったことは自分では気づかないことが多いもの。実際、「嫌なしぐさをやめてもらうための対処法」を尋ねたところ、48.2%が「我慢する」23.6%が「嫌な表情をする」と答え、約7割もの人がはっきりと相手に伝えていませんでした。

相手を不快にさせる態度、しぐさを慎むことはマナーであると同時に、社会人生活をスムーズに進める手段でもあります。あなたも知らず知らずのうちに、他人を不快にさせる態度、しぐさをしている、なんてことがあるかもしれません。アンケートで挙がった「不快感を与える」を参考に、自分のしぐさを振り返ってみてはいかがでしょうか?

調査期間:2012/12/21~2013/1/8
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数:500人(ウェブログイン式)

文/ジーソン(エフスタイル)