ゼネラルモーターズ・ジャパンはこのほど、キャデラックの2013年のラインアップを発表した。注目を集めている完全新設計のスポーツセダン「ATS」が3月に登場するほか、「SRXクロスオーバー」には数々の改良が加えられる。

「ATS」

2012年1月のデトロイトショーでワールドプレミアを果たして以来、注目を集めている「ATS」はすでに発表されている通り、ラグジュアリーが3月に、プレミアムが5月に発売される。白紙から新設計したボディは1,580kgと軽量で、276PSの2リットル直噴ターボエンジンによりスポーツカー並みの走行性能を誇る。ニュルブルクリンクでも走行テストをしており、キャデラックの新時代を告げるモデルとなりそうだ。価格は「ラグジュアリー」が439万円、「プレミアム」が499万円。

米国市場ではクラストップの人気を誇る「SRXクロスオーバー」は、大規模な改良が実施される。フロント&リアオートマチックブレーキをはじめとする最新の安全装備、統合的な業界初のインターフェイス「CEU」、ボーズ社との共同開発によるアクティブ・ノイズ・キャンセレーションなどが新たに搭載され、フロントグリスのデザイン変更など、外観もリフレッシュされる。価格は、「ラグジュアリー」が499万円、「プレミアム」が625万円。

「CTS」

「SRXクロスオーバー」

「エスカレード」

なお、ミディアムクラスのスポーティセダン「CTS」とフルサイズSUVの「エスカレード」については変更はなく、継続販売されるとのこと。