2007年設立以来、モバイルコンテンツやソーシャルゲームの開発に特化したソーシャルゲームデベロッパーとして着実な成長を続ける株式会社ポケラボ。2012年に入ってからはスマートフォン向けネイティブアプリの開発に100%のリソースを集中させ、ヒットタイトルを連発。同年10月にはグローバル展開を加速させているグリーと戦略的業務提携を結ぶなど、世界一のソーシャルゲームデベロッパーを目指し、飛躍的な進化を続けている。

次々と変化するモバイルインターネットの領域において、他社に先駆けて市場開拓をするには、コンテンツを技術面から支えるエンジニアに大きな期待がかかる。現在最も市場環境が変化する業界において、必要とされるエンジニア像はどのようなものだろうか。経営管理部 人事担当M氏と、スマートメディア事業部 リードエンジニアO氏に、同社の成長を後押しする環境、そしてポケラボが求めるエンジニア像について話を聞いた。

左 : 経営管理部 人事担当M氏、右 : スマートメディア事業部 リードエンジニアO氏

今後の急成長が見込まれる有望市場で世界一を目指す

M氏「当社は設立以来、モバイルコンテンツ開発会社として成長してきました。2010年時点の従業員数はわずか15名だったのですが、同年に大手ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でモバイルソーシャルゲームの提供がオープン化されたことを契機に、大きく飛躍を遂げます。開発体制をソーシャルゲームにシフトし、『やきゅとも!』や『サムライ戦記』など、登録者数200万人を超える人気ゲームのリリースにより事業を拡大。現在では120名以上の社員が働くソーシャルゲームデベロッパーへと成長しました。

現在、スマートフォンの普及率は6割に近づいており、特にここ1~2年で急増しています。この大きなパラダイムシフトを背景にして、当社のポジショニングをメインストリームのど真ん中に置くためにも、他社よりも早くネイティブアプリにシフトしました。今のところネイティブアプリの市場規模は、Webアプリの10分の1程度ですが、2~3年で逆転するはず。非常に有望な成長市場です。

当社が2012年にリリースしたスマートフォン向けアプリは7タイトル。そのほとんどがリリース後、App Store売上ランキングの20位以内に入るなど、高い評価を得ています。特に6月にリリースしたiOS向けカードバトルRPG『運命のクランバトル』や11月にリリースした『栄光のガーディアンバトル』は、リリース初日にしてApp Storeトップ無料ランキング1位を獲得。ネイティブアプリに特化して以来、快進撃を続けています。

また、2012年10月には、グリーとの間でソーシャルゲームの共同開発、展開についての戦略的業務提携を結ぶことが決定。最大169ヵ国にシームレスなアプリケーションの配信可能な「GREE Platform」を運営するグリーの力と、ポケラボが国内外で培ってきたネイティブアプリの開発ノウハウや独自の仕組みを融合させ、世界へ向けて「Pokelabo」のブランドを発信する体制が整備されたと感じています。独立した体制を維持しながら、お互いの強みを発揮することで、"世界一"という両社共通の目標を実現させるため協力していきたいです。」

日々の仕事でスピード感と自由度の高さを実感できる環境

O氏「ポケラボは、仕事のスピード感が違います。朝のミーティングでちょっとした機能をバージョンアップしようという話が出たら、昼過ぎには導入されます。新しい技術もどんどん試して、よかったら次々と導入するということが日常茶飯事。自分から手を挙げ『これをやりたい』と言えば、実現できる環境です。私自身、海外市場に興味があり、遠くない内に海外事業部で活躍できるように、準備を進めています。

前職では情報発信サイトを運営しているWeb制作会社で開発業務に携わっていました。ソーシャルアプリについて知識のない状態で入社したのですが、大きな苦労はなかったですね。前職では一人で開発していたのですが、当社では一緒に働くエンジニアの人数が多く、一人で解決できないことがあれば、他のエンジニアに気軽に質問できる環境なので、無理なくソーシャルアプリに関するスキルを習得することができます。エンジニア間のコミュニケーションが活発なので、前職より速いスピードで成長している実感があります

また、教育予算として年間10万円まで申請ができます。スキルを伸ばす目的であれば使い道は自由。外部の勉強会に参加するエンジニアもいれば、専門学校の授業を受講するWebデザイナーもいます。さらに、業務提携が始まったグリーの技術者と定期的に交流会も催されるようになりました。両社のエンジニアやデザイナーが職種ごとに集まり、開発中のアプリのこと、仕事の進め方、技術面のことなどのノウハウを共有することができ、スキルアップにつながっています」

主体的に取り組むことで豊富なチャンスを生かしてほしい

M氏「ポケラボでは、全社員のうち約3分の1を占める40名がエンジニア。彼らは、同社がリリースするソーシャルゲームの設計開発を中心に企画、運営、集客方法・ゲームシステムの開発などに携わっています。そんなポケラボで活躍できるエンジニアの要件は『主体性を持って仕事に取り組めること』。ポケラボはベンチャーとしてスタートし、社員数も増えましたが、さらなる飛躍を果たすには社員一人ひとりがベンチャースピリットを持って行動することが必要です。リリースのペースが上がれば必然的に、職種の垣根を越えて企画段階から関わる姿勢や、新しい言語習得などのスキルアップが求められてきます。自らに枠を設けず、向上心を持って新たなフィールドにチャレンジできる人材との出会いを期待しています。」

O氏「現場の立場から、業界経験は必ずしも必要ではないと思っています。確かに、ソーシャルゲームの開発経験者は即戦力ではありますが、まったく違う業界から転職してくることで『気づき』を得ることは多いものです。例えば金融系システム開発には膨大な試験項目がありますよね、そうした手順を当社に取り入れることで、開発体制の強化につながるかもしれない。他業界からの転職者は、ゲーム業界経験者が知らないノウハウを持っていることが強みになりますし、そういう技術もこれからは必要だと思います。

最後に、あなたがもし転職で迷っているのならチャンスの多さで選ぶべきです。ポケラボは今、海外に進出しようとしています。さらに2012年から組織全体が変わり、スマホ向けネイティブアプリへのシフト、グリーとの業務提携など、大きく変化しています。それだけチャンスが多く、成長する機会が用意されているんです。ぜひ飛び込んできてください。他にはないスピード感と自由度を体感できる環境だと思います」

社員に裁量のある仕事を任せ、成長できる環境や教育制度を整えてきたポケラボ。社員一人ひとりが主体性を持って、積極的に仕事にチャレンジできる環境だ。取材で感じたことは、皆イキイキした表情で仕事に取り組んでいること。「グローバルソーシャルアプリNo.1」を目指し、仲間と共に切磋琢磨している空気が伝わってきた。

なお、2013年1月19日に開催する「マイナビ転職EXPO」で、代表取締役社長 前田悠太氏が講演を行う。興味のある方はぜひご来場いただきたい。

講演情報

『エンジニアが入りたいと思う会社とは?
 成長企業が語る、向上心を満たす会社の環境』

【講演者】 前田 悠太氏 - ポケラボ 代表取締役社長
(株)JAFCOにて、主にIT、モバイルセクターのベンチャー投資/育成に従事。2010年7月より当社参画、取締役CFOとして経営管理部門を担当。組織創りからアライアンス、事業推進まで広く従事。2011年12月より現職。弁理士

【場所】 東京国際フォーラム 展示ホール2 (マイナビ転職EXPOにて講演
【日時】 1月19日(土) 14:30~15:10(マイナビ転職EXPOは11:00~17:00)
【費用】 無料
【備考】 事前登録してマイナビ転職EXPOに来場するとQUOカード500円分贈呈