マイナビは、クリエイター、デザイナー向けのjQueryの入門書「やさしくはじめるWebデザイナーのためのjQueryの学校」を発売した。価格:2,604円。

「やさしくはじめるWebデザイナーのためのjQueryの学校」

「jQuery」はJavaScriptのライブラリのひとつ。ナビゲーションメニューなど、Webサイトのユーザーインタフェースの動きを手軽に作れることなどから、デザイナーや現場のWeb担当者から人気を集めているが、文法や仕組みをきちんと理解しないまま利用すると実装できる内容にも限界が生じ、また不具合にも対応できなくなってしまう。同書籍には、そんなjQueryが実はよく分かってない人や、これからjQueryを始めてみたい人に適した内容が収録されている。

この書籍の著者は、ブログ「Webデザインレシピ」を運営する高橋のり氏、監修は「Web制作の現場で使うjQueryデザイン入門」(アスキー・メディアワークス刊)の著者・西畑一馬氏が担当。高橋氏の過去の経験を振り返りつつ、自身が初心者だったころの勘違いや疑問を押さえながら解説を行っていく。新しいことを徐々に学び、一歩ずつステップアップしていく初心者にも優しい構成で、飽きさせない工夫も隋所に盛り込まれている。前半では文法の基本を学び、後半ではユーザーインタフェースを実際に作りながら、実践的な使い方を学習する。

また、jQueryはコードが長くなると{}や()が増え、全体が込み入ってきて理解しにくくなるが、同書では意味合いごとに色分けや解説を行い、1行ずつしっかりと理解できるようになっているのがポイントだ。ちなみに、この書籍はjQueryのバージョン1.8.2に対応し、読者がHTMLとCSSを理解している前提で執筆されている。

なお、読者がjQueryを仕事の現場で使うことを想定して、「速く動くコード」、「汎用性が高いコード」が書けるよう、実践的な解説も多く盛り込まれている。

「やさしくはじめるWebデザイナーのためのjQueryの学校」より