NTTコミュニケーションズは20日、米ガートナーが2012年11月28日に発行した、アジア太平洋地域のネットワークサービスプロバイダーを対象とする「Magic Quadrant for Asia/Pacific Network Service Providers(以下、Magic Quadrant)」において、ビジョンの完全性と実行能力に基づいた評価により、「リーダー」のポジションに位置付けられたと発表した。

GartnerのMagic Quadrantでの評価(Asia/Pacific版)

同社は、2011年10月に策定した「グローバルクラウドビジョン」のもと、世界中に分散したサーバーの統合をはじめ、ネットワーク、アプリケーション、音声、セキュリティなどICTシステム全体をまとめて最適化する「グローバルトータルICTアウトソーシング」を提供し、顧客のグローバルビジネス展開をサポートしている。

2012年は、ネットワーク仮想化技術を活用した世界初のクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」を日本と香港で提供開始したことに加え、クラウドサービスを支えるデータセンターやネットワークについても、シンガポールおよびマレーシアの新データセンター開設や、インド国内で7拠点のデータセンターを提供するネットマジック・ソリューションズ社の買収、さらにアジアの主要都市を低遅延で結ぶ光海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express」を運用開始するなど、高品質かつ高信頼なインフラの拡充を行ってきた。

また、今後の成長が期待されるメコン経済圏においては、ベトナムで外資系通信事業者初の企業向けデータネットワークサービスを提供開始したほか、ミャンマー最大の都市であるヤンゴンに新たな営業拠点を開設。さらに、2013年は、香港の将軍澳エリアにおいて新たなデータセンターの開設を予定している。

今回の発表により、同社は、10年連続でアジア太平洋地域のネットワークサービスプロバイダーのリーダーと評価された。