ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン(ウォッチガード)は12月13日、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)との協業を発表した。

今回の協業により同社は、KCCSを最高レベルのパートナーである「WatchGuard RED Partner」として認定。KCCSはウォッチガードのUTM(統合脅威管理)ソリューションである「WatchGuard XTM」の発売を開始する。

また、KCCSが提供している小・中規模のネットワークに対応したクラウド型ネットワーク脆弱性診断サービス「nCircle PureCloud」と「WatchGuard XTM」を組み合わせた標的型攻撃対策セキュリティ・ソリューションを両社で提供し、マーケティング活動を行っていくという。

「nCircle PureCloud」は、「nCircle IP360」を使ったクラウド型ネットワーク脆弱性診断サービスで、「WatchGuard XTM」は、UTMアプライアンスとなる。ユーザは、2つを組み合わせることによって、リスクの洗い出しと防御を継続的に行うことができる。

具体的には、「nCircle PureCloud」で社内ネットワークの脆弱性診断を行った後に、「WatchGuard XTM」のUTM機能を活用して社内ネットワークが保護できるほか、「WatchGuard XTM」の設定や社内ネットワーク構成・設定変更後に、再度「nCircle PureCloud」を用いてネットワーク脆弱性診断を実施すること等が可能。

また、「nCircle PureCloud」から「WatchGuard XTM」のIPS(不正侵入検知、防御)機能が正常に稼働しているかチェックも可能で、不正侵入検知、防御に対して、常に正しい対策が実施されているかの確認もできる。

同社では今後、共同イベントとして社内ネットワークセキュリティの診断と対策をテーマとしたエンドユーザ向けセミナーの開催を計画しているとしている。