Intelは、高密度マイクロサーバのほか、新しいタイプの高電力効率のストレージ/ネットワーク・システム向けに開発された64ビット版サーバ向け低消費電力SoC「Intel Atomプロセッサ S1200ファミリ」を発表した。

同プロセッサファミリは、TDPとして最低6.1Wを実現した動作周波数1.6GHzおよび2.0GHzの3製品(1.6GHzが2製品)がラインアップ。サーバに求められる信頼性や管理性を実現しているほか、同時にデータセンター全体のコスト削減など、データセンターに求められる機能を備えている。2つの物理コアを備え、Hyper-Threading Technology(HT)により合計4つのスレッド処理が可能だ。また、64ビットへの対応に加え、最大8GBのDDR3メモリに対応したメモリ・コントローラー、Intel Virtualization Technology(VT)、8レーンのPCI Express 2.0、より高い信頼性を確保するECC(Error Correcting Code)サポートに加え、そのほかのI/Oインタフェースへの対応など、Intelチップセットの機能が統合されている。

また、現在データセンターで一般的に使用されているx86ソフトウェアとの互換性を備えているため、新しい低消費電力機器を簡単に既存のデータセンターに統合することが可能で、新しいソフトウェア・スタックの移植・管理への追加投資を不要にすることができる。

なお、同社ではエネルギー効率向上のために次世代Atomプロセッサ(開発コード名:Avoton)の開発を進めており、2013年中の提供を予定している。同SoCは、22nmに基づく3Dトライゲート・トランジスタを採用する予定で、さらなる消費電力の削減とパフォーマンスの向上を実現することが可能になるという。また、Xeonファミリとしても、2013年にはHaswelll(開発コード名)を採用した「Xeon E3-v3ファミリ」が提供される予定で、これにより低消費電力で高密度なマイクロサーバやストレージ/ネットワーク・システムでの選択肢を増やしていくとしている。

S1200ファミリ3製品の概要は以下の通り。いずれもすでに出荷が開始されており、1000ユニット受注単価hは54ドルから、となっている。

  • 製品名(型番):Intel Atomプロセッサ S1260
  • 動作周波数:2.00GHz
  • TDP:8.5W
  • キャッシュサイズ:1MB
  • コア/スレッド:2/4
  • プロセス技術:32nm

  • 製品名(型番):Intel Atomプロセッサ S1240

  • 動作周波数:1.60GHz
  • TDP:6.1W
  • キャッシュサイズ:1MB
  • コア/スレッド:2/4
  • プロセス技術:32nm

  • 製品名(型番):Intel Atomプロセッサ S1220

  • 動作周波数:1.60GHz
  • TDP:8.1W
  • キャッシュサイズ:1MB
  • コア/スレッド:2/4
  • プロセス技術:32nm

Intel Atom S1200シリーズのチップ外観