日立システムズは11月27日、データセンターやクラウドサービス事業者向けプラットフォーム事業、仮想化ソリューション事業、グローバル事業の強化を目的に、米国のソフトウェア会社であるCumulus Systems Incorporated(以下、Cumulus Systems)を買収したと発表した。

「Cumulus Systems社」Webサイト

Cumulus Systemsは、Windows、UNIX、LinuxなどのOSや、VMware、Hyper-Vなどの仮想環境、ストレージなど、プラットフォームの性能を分析するツールを開発・販売している。また、インドに高い技術力を有した開発子会社を持っている。そして、こうした強みを活かし、グローバル市場で事業を展開するハードウェアメーカーやシステムインテグレーター向けに性能分析ツールを販売しているほか、高い技術力を生かしたソフトウェア開発サービス(インドでのオフショア開発)も提供している。

今回の買収により、日立システムズは、性能分析ツールを活用して、データセンターやクラウドサービス基盤を持つ事業者向けのプラットフォーム事業や、企業向けの仮想化ソリューション事業の提案力を強化していく。

また、今後はCumulus Systemsとの人材交流を図っていくほか、日立システムズの強みであるデータセンター運用技術・ネットワーク技術と、Cumulus Systemsの性能分析ツールの強みを生かした新製品・新技術の創出をめざす。