計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは11月26日、コスト重視の研究開発、製造、保守などの分野向けベーシック・スペクトラム・アナライザ「Agilent N9322C BSAシリーズ 7 GHz」を発表した。

同製品の対応周波数は9kHz~7GHzで、-162dBm/Hz(代表値、1GHz中心周波数)の表示平均雑音レベル(DANL)により、小信号でもはっきりと捕捉することが可能。また、規格準拠のチャネルパワー、占有帯域幅、隣接チャネル漏洩電力、スペクトログラム(オプション)などを1ボタンで測定可能なため、直観的で簡単なパワー測定および信号モニタリングを実現することができる。さらに、*VSWRブリッジ内蔵の7GHzトラッキング・ジェネレータ(オプション)により、伝送/反射測定が可能なほか、復調モードにより、AM、FM、ASK、FSK信号を、より簡単に解析することが可能となっている。

加えて、頻繁に使用する測定セットアップを最大7個まで、ソフトキーに設定することが可能であり、これにより、他のタスクへの切り替えを容易に行うことも可能だ。

なお、同製品の価格は121万1454円(税別)からとなっており、2012年12月1日から出荷を開始する予定となっている。

アジレントのベーシック・スペクトラム・アナライザ「Agilent N9322C BSAシリーズ 7 GHz」