日本IBMは11月22日、非営利団体(NPO:Non Profit Organization)に対し、リーダーシップスキル育成のためのワークショップ、戦略策定を支援する簡易コンサルティング、ならびに事業の効率化や情報の可視化などを支援するITツールを無償で提供する「IBM Services Grants」を日本においても提供を開始すると発表した。

IBMの考えるCSR

IBMのテクノロジー、ノウハウ、社員のスキルを活用したソリューションを“寄付”することで、社会課題の解決に取り組むNPOの活動を支援するもので、これまでに世界27カ国、250を超えるNPOにプログラムを提供している。

本プログラムで提供されるサービス・メニューは、従来、IBM自身が活用していたり、顧客にビジネスとして提供しているソリューションを監修したもの。リーダーシップスキル育成などワークショップを中心とした研修、戦略立案等の簡易コンサルティング、コミュニケーションツールや高度な情報解析ツールのライセンスとその活用方法のガイドなどを用意しており、これらはすべてIBMのスペシャリストにより提供される。

また、サービス・メニューのラインアップや内容は、実際に活用したNPOからのフィードバックや要望をもとに随時追加や改良に取り組み、NPOのニーズに合わせたプログラムとして提供される。

「IBM Services Grants」サービス・メニュー一覧

なお、これらのサービス・メニューの提供に係る費用は、利用するNPO側の負担はなく、IBMの社会貢献部門が負担する。