計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは11月14日、新たなユーザ・エクスペリエンスを実現するタッチ・オシロスコープ「InfiniiVision 4000X シリーズ」を発表した。

同製品は12.1型の静電式タッチスクリーンを採用した、オシロスコープ、ロジック・アナライザ(MSO)、プロトコル解析、デジタル電圧計、2チャネルWaveGen(ウェーブジェン)ファンクション/任意波形発生の5機能を、1台に統合した計測器で、画面に触れてトリガをかける、などの操作を行うことが可能だ。必要な操作を直感的に短時間で行うことを意識した作りとなっており、例えば、InfiniiScan Zoneタッチトリガでは、解析したい信号を見つけ、指で画面に四角形を描くだけで簡単にトリガを設定することが可能なほか、ノブを回して文字を選択するのではなくタッチパッドで文字を入力することもでき、生産性の向上につなげることが可能だ。

200MHz~1.5GHzの帯域まで対応する複数のモデルを用意。いずれもセグメント・メモリを標準で装備しているほか、毎秒100万回の波形更新速度を実現している。

なお、これらの製品はすでに出荷を開始しており、価格は64万2965円(税別)からとなっている。

アジレントのタッチスクリーン採用オシロスコープ「InfiniiVision 4000X シリーズ」