フォトグラファーの蜷川実花と、モデルなど多方面で活躍するきゃりーぱみゅぱみゅがコラボレーションしたiPhone向け電子書籍アプリ「Ninagawa Tokyo Map」。先日開催されたアドテック東京で初お披露目となった同アプリについて、今回は収録写真の一部と開発者の想いを紹介する。

同アプリは、蜷川実花が東京の名所できゃりーぱみゅぱみゅをモデルに写真を撮影し、その素材を元にアドビ システムズの電子書籍ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」を活用して開発されている。ポップなテイストの作品を楽しむことができるフォトブックでありながら、東京の観光情報やショップ情報を表示できるガイドマップ的要素を含んでいる。

同アプリ内には、東京タワーやお台場、浅草など東京の観光地で撮影された多くの写真を掲載。中にはタッチ操作によってインタラクティブな動きをする写真もある

ショップガイドでは、蜷川実花がセレクトした東京のショップ情報が数多く掲載される。中には実際に店舗で撮り下ろされた写真も。Google MapsやWebサイトへのリンクも掲載されているので、Google Mapsの機能を使って現在地からの道順を調べることができる

アプリの開発を手がけたアマナインタラクティブのプロデューサー・釜田俊介氏は、同アプリについて、最初からiPhoneへの対応を視野に入れて取り組んでいたという。その理由として、「蜷川さんやきゃりーぱみゅぱみゅさんのファンは、10代から20代の女性を中心にしたiPhoneユーザーが多いため」ということだ。

両名には海外のファンも多いため中国語や英語版も開発される予定で、多言語に対応している「InDesign CS6」で開発を行っている

なお、同アプリのリリースは今月中を予定しているとのことだ。